(台北中央社)4日夜、名古屋から台北(桃園)に向かう台湾の格安航空会社、タイガーエア台湾(台湾虎航)IT207便の機内で、大声で騒ぐなどした台湾人の乗客が、搭乗を拒否された。同社は5日、文書を通じ、乗客の迷惑行為を容認しないとする一貫した立場を明らかにした。


交流サイト(SNS)には、同社機内で泥酔したとみられる乗客が複数の警察官に連行される様子を収めた動画が投稿されている。

同社によると、問題の乗客は泥酔していたとみられ、情緒不安定になり、客室乗務員の作業を妨げた他、離陸前の安全確認に協力せず、怒鳴るなどの迷惑行為をしたという。

機長は規定に従い警告書を発行。客室乗務員が協力を求めたが応じなかったため、地上職員が警察に通報し、乗客を降機させた。一連のトラブルで同便は48分遅延した。

同社は、飛行の安全は運営の基礎だとした上で、同便の乗務員の対応を評価している。

(黄巧雯/編集:齊藤啓介)
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