(桃園空港中央社)桃園国際空港の運営会社は15日、試験運用中の第3ターミナル北側コンコースに到着便を初めて受け入れた。この日は3便が北側コンコースに到着した。
1人目の入境者となった旅行者の男性は、第3ターミナルの美しさや先進性、設備の真新しさを称賛した。陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)は年末の正式供用開始を目指す考えを示した。

北側コンコースは今月1日に試験供用が開始された。これまでは出発便のみの運用としており、14日までに計122便、2万6000人余りが北側コンコースを利用した。

北側コンコースに到着した最初の便となったのは、フィリピン・クラーク空港発のスターラックス(星宇)航空便。乗客には到着後、陳氏や空港運営会社の楊偉甫(よういほ)董事長(会長)から限定版のスナック菓子が配られた。

第3ターミナルはメインビルの供用が開始されていないため、北側コンコースを利用する乗客は、第2ターミナルで搭乗手続きや出入境審査、手荷物の受け取りなどを行うことになる。

フィリピンから訪台した旅行者は、北側コンコースから第2ターミナルの手荷物受け取り所までの所要時間は10分余りで、それほど負担ではなかったと話し、新ターミナルの供用に立ち会えたことを喜んだ。

(呉睿騏/編集:名切千絵)
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