台湾映画が同賞の15作品に入るのは、「ひとつの太陽」(陽光普照)以来5年ぶり。
ツォウ監督は映画の製作会社を通じてコメントを出し、「この映画で台湾を国際舞台に押し上げたい。世界の異なる文化と視点で台湾を見て、知ってほしい」と期待を寄せた。
李遠(りえん)文化部長(文化相)は報道資料で、最終候補の5作品に必ずノミネートされると信じているとエールを送った。
台北の夜市で商売を営むシングルマザーと2人の娘が、アクシデントや衝突に直面する中で人生の課題に向き合う姿を描く。カンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞した米国のショーン・ベイカー監督が共同脚本を務め、ジャネル・ツァイ(蔡淑臻)らが出演している。
15作品から最終候補の5作品に絞り込む投票が来年1月に行われ、受賞作品が発表される授賞式は、同3月に米ロサンゼルスで行われる見通し。同賞の15作品には日本の「国宝」も名を連ねる。
受賞すれば、アン・リー(李安)監督の「グリーン・デスティニー」(2001年)以来の快挙となる。
(王心妤/編集:楊千慧)








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