(桃園中央社)台北メトロ(MRT)台北駅や中山駅周辺で19日発生した無差別襲撃事件で、台湾桃園地方検察署(地検)は同日、容疑者の20代の男は7月から、兵役妨害処罰条例で定める罪で指名手配中だったと明らかにした。

男は19日午後、MRT台北駅の地下通路出口付近で発煙弾を投げ、2人にけがを負わせた後に逃走。
その後、中山駅近くの商業施設「誠品南西店」で買い物客ら7人を襲った。これまでに2人が死亡、2人が重傷。容疑者の男は犯行後、死亡した。ビルから飛び降りたとみられている。

中央社の取材に応じた桃園地検によれば、男は戸籍移転の未申告により、昨年11月25日に入隊手続きを行うことを通知する教育召集令が送付できず、兵役妨害処罰条例で定める罪に抵触した容疑で今年7月11日、指名手配された。

(葉臻/編集:名切千絵)
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