(台南中央社)南部・台南市は22日、宮崎県延岡市と友好交流協定を締結した。黄偉哲(こういてつ)台南市長と三浦久知延岡市長が、台南市政府で協定に署名した。
双方は、教育などの分野で交流を推進するとしている。

台南市の報道資料によれば、延岡市からは三浦氏の他に早瀬賢一市議会議長ら訪問団が来訪した。

黄氏は三浦氏らと面会した際、延岡市と台南市は都市発展の理念や地域の特色の点で、高度な交流のポテンシャルを秘めていると述べた。延岡市で発祥した旭化成が台南市内に子会社を持っていることに触れ、両市は産業協力を基礎として長年にわたって交流を続けてきたと話した。

加えて、協定の締結を記念して台南市内に新設する道路を「延岡路」と命名すると発表した。

三浦氏は、台南市が重要な半導体拠点であり、デジタル産業やスマート都市の推進でも成果を上げていると言及。「スマートシティー」を推進している延岡市として、台南市と経験や手法について意見を交わしたいとの考えを示した。

また、台南市の成功大学付属台南工業高校の生徒や教員が今年5月に延岡市を訪れ、県立延岡工業高校との交流を行った他、来年には延岡工高の生徒が台南を訪問する予定だと説明。今後は小中学生のスポーツや教育、文化分野での交流についても検討を進めたいとした。

(楊思瑞/編集:田中宏樹)
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