(台北中央社)内政部(内務省)移民署は23日、東京都内のマッサージ店で違法に働かされていた当時12歳のタイ人少女の母親を同日、本国タイに移送したと発表した。この母親はビザ(査証)免除でタイから台湾に入境後、社会秩序維持法違反と不法残留で逮捕され、移民署に収容されていた。


複数の日本メディアの報道によると、少女は6月下旬に母親と訪日。母親の紹介の下、都内のマッサージ店で性的サービスをさせられていた。警視庁は11月、児童福祉法違反の疑いで少女の母親の逮捕状を取得した。

移民署によれば、母親の拘束後、同署と内政部警政署刑事警察局(刑事局)は日本、タイ両国の警察と移送や捜査について連携し、23日に出入国・移民法に基づき、母親をタイに移送した。

移民署は、犯罪撲滅への国をまたいだ協力と、児童・少年の権益保護への固い決意を具体的に示したとしている。

(黄麗芸/編集:名切千絵)
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