(桃園空港中央社)内政部(内務省)移民署は24日、台湾への入国を巡る詐欺被害防止のため、オンライン入国カードの登録サイトにつながる2次元コード(QRコード)を記載したカードを同署国境事務大隊が作成したと発表した。海外の空港の他、台湾の各空港や港で配布するとしている。


台湾では今年10月1日に入国カードの登録が完全オンライン化された。登録は無料だが、台北駐大阪経済文化弁事処(総領事館に相当)は今年5月、旅行者が誤った登録サイトに誘導され、詐欺被害に遭ったケースがあったとして注意を呼びかけていた。

同大隊はクリスマスや年末年始を前に、超高層ビルの台北101や自由広場、タピオカミルクティーなど台湾を象徴するモチーフをあしらった3種類のカードを作成した。いずれも正しい登録サイトにつながるQRコードが記載されている。

カードは台湾に到着した旅行者に配布する。また台湾系航空会社も協力して海外の空港から台湾に向かう航空機に搭乗する外国人乗客にも配るとしている。

移民署は、登録時には正しいURLを確認するよう求め、金銭の支払いを求められた場合は公式サイトではないとして、警戒するよう呼びかけている。

(呉睿騏/編集:齊藤啓介)
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