(台北中央社)ソフトバンクは26日、台湾プロ野球(CPBL)の味全ドラゴンズから今オフに獲得した右腕、徐若熙(25)の入団会見を台北市内で開いた。背番号「18」を背負う徐。
先発ローテーションの枠を全力で勝ち取り、チームに勝利をもたらしたいと語り、台湾人選手にもエースナンバーである18を着ける資格があるということを証明したいと力を込めた。

2019年ドラフト1位で味全に入団。高い奪三振率(10.298)や安定した投球(防御率2.42)が高く評価されており、10月末には海外移籍制度(ポスティングシステム)を申請した。

複数球団が熱い視線を送る中、ソフトバンクは本人を福岡に招き、王貞治会長との食事会を開くなど積極的に動いていた。3年総額1千万米ドル(約15億4700万円)の大型契約とみられる。

会見に出席した三笠杉彦GM(ゼネラルマネジャー)は、徐について台湾を代表する投手だとし、ソフトバンクへの加入は熱望していたと喜んだ。

城島健司CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)は、「彼のピークが今だとは思っていません」と断言。ソフトバンクのテクノロジーと科学に基づいた指導の下、もっとスケールの大きい投手に育てられるはずとの見解を示した上で、数年後には世界で活躍できるようなピッチャーになってくれると期待を寄せた。

徐は移籍先に日本の球団を選んだことについて、身体能力の向上や経験の蓄積を目指したいと説明し、最終的にはメジャーリーグを目標とする考えを示した。

(謝静雯/ 編集:楊千慧)
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