現在20代の温さんは、大学2年の時に台湾語学習に関するアカウント「学台語 ohtaigi」をインスタグラムで立ち上げた。祖父母や両親は台湾語を話すものの、温さんとの会話で台湾語を使うことはあまりなかった。だが、元々言語に興味があった温さんは中学に上がると、台湾語をマスターしようと真剣に考えるようになった。「当時は外国語を学ぶように、単語の勉強から始めて、家で祖母と練習をしていました」。そこから発展し、インスタグラムの開設につながった。
「学台語 ohtaigi」のフォロワー数は現在、13万人を超える。インターネット上では台湾語の文章はなかなか見てもらえないため、温さんは自身の投稿に一目見てとどまってもらえるよう、美しい語句を紹介するだけでなく、自分の声を録音し、見た人が学習できるようにした。「見てくれた人が難しいと思うのではなく、学んでみようと思ってくれれば」と温さんは話す。
「学台語 ohtaigi」は時報出版の羅珊珊さんの目に留まり、書籍の出版につながった。羅さんは台湾語母語話者ではないが、普段から友人と台湾語で会話をしたり、学んだりしていたという。昨年、温さんの投稿に興味を覚え、書籍出版の話を持ちかけた。
羅さんによると、温さんからは投稿内容を改めて整理し、辞書のようでありながら、詩でもある形にしたいとのアイデアが出された。後に「台湾語の詩集」にするという方向性が決まった。一般の詩集とは一味違い、親子でも一緒に学べるようにした。
温さんは、このプラットフォームが多くの人に届くことに期待を寄せる。「この言語に興味がある、あるいは開かれた態度を持つ人であれば、一緒に台湾語を学びましょう」と呼びかけた。
(邱祖胤/編集:名切千絵)








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