(台北中央社)高校生世代を対象にした漫画コンテスト「青漫賞」の第1回授賞式が20日、台北市内で開かれた。李遠(りえん)文化部長(文化相)は、賞を通じて若い世代が台湾漫画の力を継承し、台湾漫画の新時代到来につながればと期待を寄せた。


李氏はあいさつで、青漫賞は台湾のベテラン漫画家、敖幼祥さんの助言を受け、日本の全国高等学校漫画選手権大会(通称まんが甲子園)を参考にしたと紹介。文化部(文化省)として、台湾漫画を学校に根付かせるために始めたと語った。

台湾での漫画の歴史について、親が子供に漫画を読ませない時代から1980年代の台湾漫画ブームを経て、子供たちは日本や韓国の漫画を読むようになったと回顧。その中でも台湾漫画の創造力は途切れず、リレーのように創作が続けられてきたと話した。

また台湾漫画はガールズラブ(GL)やボーイズラブ(BL)のみならず、歴史や地理、武侠などさまざまなジャンルがあり、自分たちを過小評価する必要は全くないと述べた。

個人と団体の2部門が行われた。個人では、「伝声筒」を制作した国立羅東高校(北東部・宜蘭県)の江翊丞さんが金賞に輝いた。不治の病にかかった幼なじみを守る主人公が、結末が分かっていても友人に寄り添ってかなわぬ夢を語り合う物語を描いた。

団体の金賞は、友情の物語「About love, four leaf clover」を制作した北部・桃園市立陽明高校のグループが受賞した。

受賞作品は3月13日から中部・台中市の国家漫画博物館東側エリアで展示される。

(邱祖胤/編集:田中宏樹)
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