同部は旧正月(今年は2月17日)期間の戦備状況について国民に理解を促すのを目的に、例年この時期に報道陣に訓練の様子などを公開している。
訓練は中国の軍用機や不明機が台湾の領空に接近するなどの状況を想定して実施。警報が鳴るとすぐに操縦士と地上要員が待機室から格納庫へ急行し、緊急対応手順に入った。操縦士が戦闘機に乗り込むと同時に、整備士が離陸前の点検を実施。長機と僚機が格納庫を出た後、軍用機・不明機の位置を確認し、滑走路へ向けて緊急離陸の準備を整えた。
訓練を実施した空軍第4戦術戦闘機連隊の施順德中校(中佐)は、嘉義基地は空軍作戦指揮部の命令に基づき、任務の必要に応じて6分または15分の緊急発進任務を担い、台湾中部・南部の領空と南西部の防空識別圏(ADIZ)を担当していると説明。作戦指揮部のレーダー情報で中国軍機や不明機が台湾の領空に接近、あるいは台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越える状況が確認された場合、緊急発進の命令が下されると話した。
また緊急発進に備える操縦士について、制限時間内に搭乗やエンジン始動、レーダーなどの設定を完了し、離陸してからも中国軍機や不明機に対応しなければならないと解説。嘉義基地は24時間体制で待機しているとした上で、操縦士は高い重力加速度(G)に対応した「耐Gスーツ」や救命ベストを装着した完全装備で待機し、1秒でも短縮するようヘルメットはあらかじめ機体に置くなど、任務遂行のため常に高度な警戒態勢を維持していると述べた。
(呉書緯/編集:田中宏樹)








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