(台北中央社)国立故宮博物院収蔵の名品「翠玉白菜」が、チェコ・プラハの国立博物館での展示を終えて台湾に戻り、台北市の同院北部院区で29日、記者会見が開かれた。昨年末までチェコで開かれた特別展には、110日間の会期中、延べ34万人近くが来場した。


特別展は故宮の創立100周年記念行事の一環として行われたもので、昨年9月12日に開幕。重要文物「翠玉白菜」を含む故宮の収蔵品131点が展示された。「翠玉白菜」が海外で展示されるのは、2014年に東京国立博物館で開かれた特別展以来11年ぶりで、欧州での公開は初めてとなった。

記者会見には故宮の蕭宗煌(しょうそうこう)院長や国立博物館のミハル・ルケシュ館長、チェコ経済文化弁事処のデビッド・シュタインケ代表(大使に相当)らが出席した。

シュタインケ氏はあいさつで、約4年前の就任時に中央社の単独インタビュ―で二つの夢として、台北—プラハ間の直行便就航と、プラハで故宮の大型展覧会を開くことを挙げていたと紹介し、「ご覧の通り、この二つの願いは全て実現した」と喜んだ。その上で、実現の背景には関係者の苦労があったとし、「この勇気は、セーフティーネットなしで摩天楼を素手で登るようなものだ」と、台北の超高層ビル「台北101」を命綱なしで登りきった米フリークライマー、アレックス・オノルドさんになぞらえて称賛した。

ルケシュ館長は、特別展が同館史上、最も成功し、注目された展覧会の一つとなったことは疑いようもないと述べた。

(王宝児/編集:名切千絵)
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