(桃園空港中央社)野党・国民党の蕭旭岑(しょうきょくしん)副主席(副党首)は2日、中国・北京で開かれるシンクタンク主催のフォーラムに出席するため、桃園国際空港を出発した。出発前に空港で報道陣の取材に応じ、今回の訪中は専門分野に焦点を当てたものだと強調した。
空港では市民団体による抗議活動も行われた。

蕭氏は国民党系のシンクタンク、国家政策研究基金会の李鴻源副董事長(副会長)や専門家・学者40人と共に、4日までの日程で中国を訪問する。3日に開かれるフォーラムは国民党系と中国共産党系の双方のシンクタンクが共催するもので、旅行交流、産業交流・連携、環境の持続可能な発展をテーマに意見を交わす。2日には夕食会に出席し、4日には清華大学を訪問する。

国民・共産両党の党主席(党首)の対面に議題が及ぶかとの質問に対し、蕭氏は、今回の主な目的は台湾の産業と一般の人々のためだとした上で、国民党は台湾の産業の意思疎通者、庶民の後ろ盾になるとともに、両岸(台湾と中国)平和の構築者になることが訪中の重要な使命だと述べた。

中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)のトップ、宋濤主任との面会の予定については「ホストの手配を尊重する」と答えた。

国民党の鄭麗文(ていれいぶん)主席(党首)が先月28日、「(中国)大陸はわれわれの親類」と発言し、物議を醸している。蕭氏は、中華民国憲法の規定では、大陸とは本来は二つの国ではなく、一つの国家の下での関係だと指摘。歴史や文化、血縁、感情面でも対岸(中国)とは切り離された概念であってはならないとし、「われわれはもちろん親類だ」と述べた。

蕭氏らの訪中を巡り、台湾独立派の市民団体「台湾国」は空港で横断幕を掲げて抗議した。台湾国の陳峻涵理事長は、今回の訪中は「フォーラム」を口実に、実際には国共間の秘密計画を行う政治ショーだと批判した。

(呉睿騏、劉冠廷/編集:名切千絵)
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