(台北中央社)労働部(労働省)労働基金運用局が管理・運用する労働者退職給付金や労働保険などの積立金「労働基金」の2025年度の収益額が1兆1177億台湾元(約5兆4600億円)に達し、過去最高を記録した。収益額が1兆元(約4兆9000億円)を突破するのは2年連続。


労働基金の運用資産額は25年末現在で7兆7925億元(約38兆円)。25年度の収益率は16.06%に上り、直近10年の平均収益率の8.58%を上回った。

同局は、上半期には米国の関税政策や経済成長の不透明性といった課題があったとしつつ、米国と各国の貿易交渉の相次ぐ合意によって関税を巡る不透明感の緩和やインフレ傾向、金融政策の調整で市場への信頼が回復したことに加え、台湾の半導体や電子産業が世界のサプライチェーン(供給網)で重要な地位を占めたことで、台湾株式市場で関連銘柄が安定的に上昇し、主要指数の押し上げにつながったと分析した。

(呉欣紜/編集:名切千絵)
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