(台北中央社)台湾鉄路(台鉄)の馮輝昇総経理(社長)は6日、メディアとの懇談会で、区間車などとして運用されているEMU900型電車の座席について、2028年までに全て更新すると明らかにした。また、次世代の支線の主力と位置付けるDR3200型気動車についても、第1編成が今年中に引き渡される見込みで、今年末にも営業投入する可能性があるとの認識を示した。


EMU900型電車は、21年4月から順次運用を開始したが、マカロンカラーの生地を使用した座席は近年、色あせや汚れが目立つようになっていた。馮総経理は、座席の素材を不織布に変更し、通勤客に対してより快適で清潔な環境を提供すると語った。

特急列車の新自強号として運用されているEMU3000型電車の座席についても、利用者から座り心地が良くないとの声が寄せられたのを受け、USBコンセントの位置を移設するなどして人間工学により基づいたデザインへの変更を進める。27年までに全50編成で更新を終える予定だとした。

新型車両については、導入を予定している1307両全てが27年までに運用を開始し、842両の旧型車両を置き換えると説明。平均車齢は現在の28年から約13年に若返りを果たし、運行の信頼性向上につながるとした。急行列車の莒光号は、遅くとも28年には全車両が引退すると述べた。

新型車両のDR3200型気動車は4両編成で、計15編成を導入する計画。今年末に平渓線や内湾線、集集線での運用を開始する可能性があるとした。

台鉄の鄭光遠董事長(会長)は同日、今年は新たなサービスの推進に注力するとともに、鉄道輸送や不動産開発、弁当販売、グッズ販売、観光列車とツアー事業の五つを柱として連携させる方針を示した。

(黄巧雯/編集:齊藤啓介)
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