(台北中央社)1987年の戒厳令解除を政府として対外発表した邵玉銘(しょうぎょくめい)元行政院(内閣)新聞局長が7日、死去した。87歳。
邵氏の関係者が同日、明らかにした。

邵氏は1938年11月、旧満州国浜江省蘭西県生まれ。48年に両親とともに台湾に移住した。政治大学外交学科を卒業後に渡米し、シカゴ大学で博士号を取得した。82年に台湾に戻ると、政治大で教壇に立ち、同大外交研究所所長、国際関係研究センター主任を歴任。87~91年に行政院新聞局長を務めた。

新聞局長在任中の88年には政府が報道と言論の自由を制限する「報禁」解除や、蔣経国(しょうけいこく)元総統の死去を発表した。台湾が権威主義体制から民主的で開かれた社会に移行する過程に立ち会った人物とされている。

8日には台北市で開催中の台北国際コミック・アニメフェスティバル(台北国際動漫節)で講演する予定だったが、病気を理由に中止されていた。

(王承中、羅広仁、梁君棣/編集:齊藤啓介)
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