衛星は台湾の国産光学センサーを搭載。昨年11月に米西部カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地から米宇宙企業スペースXのロケットで打ち上げられた。機能の実証や軌道制御作業、100回を超える画像取得試験を重ね、今年1月から画像取得を本格的に開始した。
TASAは取得した画像について、米軍でも用いられている方法で検証を行ったところ、元データの解像度が1メートルで、追加で画像処理を行えば0.7メートルまで高められたと説明。画像の鮮明さを示す数値とデータ転送時のノイズ比率を示す数値がいずれも設計値よりも優れており、衛星の性能が当初の目標を上回っていることが確認できたとした。
公開された画像は全5枚。東京の他、南部・台南市と高雄市の港や、北部・新竹市にあるTASA本部、スペイン・バルセロナの空港が収められた。空港の画像では走行中の航空機を明確に識別でき、建物の輪郭も鮮明に捉えられている。
国家科学・技術委員会の主任委員(閣僚)でTASA董事長(会長)の呉誠文(ごせいぶん)氏は、福衛8号は台湾が国際宇宙産業チェーンへ進出する重要な出発点だと言及。任務の成功は、衛星や関連部品の研究開発・製造能力が台湾に備わっていることを世界に証明するものだとし、今後も努力を続けて「メード・イン・台湾」にとどまらず「クリエーテッド・イン・台湾」を目指すと語った。
福衛8号は8機の衛星で構成され、うち2機は1メートル未満の高解像度を持つ。TASAによると2号機は現在、組み立て完了間近で、今年末にはスペースXのロケットで打ち上げられる見通し。
(趙敏雅/編集:田中宏樹)








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