(嘉義中央社)旧暦1月15日の元宵節に当たる3日、「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会) が南部・嘉義県で開幕した。夜に開かれた式典には頼清徳(らいせいとく)総統らが出席。
同県の景勝地、阿里山の神木から着想を得てデザインされたメインランタンが音楽に合わせて点灯され、荘厳な光で夜を彩った。

旧正月(今年は2月17日)が明けてから初めての満月を祝う元宵節。これに合わせて毎年、各地でランタンフェスティバルが催される。中でも、交通部観光署(観光庁)が主催する台湾ランタンフェスティバルは各都市が持ち回りで開催。37年目となる今年の会場には嘉義県が選ばれた。

頼総統はあいさつで、今年のランタンフェスでは、海外の団体を台湾に招いて制作したランタンが展示されていることや、昨年の大阪・関西万博で台湾が民間企業名義で出展した「テックワールド館」が再現されていることに言及。嘉義と台湾の物語をランタン作品に織り込み、ストーリー性のある展示エリアを作り上げたと語り、翁章梁(おうしょうりょう)県長に感謝した。

嘉義県での開催は今年で3回目。前回の2018年から8年間に、農業に加え工業やテクノロジーも盛んな県への進化を遂げたとして「新たな嘉義」をコンセプトに据えた。会場は2つの主要エリアに分かれ、600点以上の作品が展示されている。

高さ21メートルに達するメインランタンには、太陽や神木、水といった阿里山のイメージを取り入れてデザイン。ライトショーにはデジタル技術を活用し、台湾の文明の歩みを表現した。


同県政府前広場などを会場に15日まで続く。

▽花火打ち上げ前に地震、震度4 県消防局「被害なし」

式典の途中、花火打ち上げの数分前に地震が起き、来場者のスマートフォンからは緊急地震速報が鳴り響いた。

中央気象署(気象庁)によれば、3日午後7時52分ごろ、南部・台南市楠西区を震源とするマグニチュード(M)5.0の地震が発生。県政府が位置する嘉義県太保市では震度4を観測した。同県消防局は、3日夜の時点で被害は報告されていないとした。

(蔡智明、黄国芳/編集:楊千慧)
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