(台北中央社)台北市の繁華街、西門町にある土産物店が、外国人観光客から実際の購入額より多く代金を徴収した疑いがあることが分かった。台北市政府法務局は、詐欺罪に当たる恐れもあると指摘している。


短文投稿サイト「スレッズ」で2日に投稿された韓国からの観光客とみられるユーザーがつづった文章によると、西門町の土産物店で約1600元(約8000円)分の菓子類を購入したところ、レシートには購入していない茶葉499台湾元(約2500円)が計上されていたという。店員に指摘するとすぐに返金を受けたが、常習犯のように感じたとし、台湾旅行の印象が良くなかったとも吐露した。投稿は台湾のユーザーの注目を集めた。

市法務局は4日、報道関係者らとのチャットグループでこの投稿について触れた上で、昨年から今月3日までに外国人観光客から寄せられた買い物関連のトラブルの申し立ては1件だったと言及。昨年5月に西門町の土産物店を利用した際、請求額が値札の金額より高かったとする内容だったとし、この観光客はインターネット上の同店に対するコメントを調べた際、同様の出来事が過去にも起きていたことに気付いて申し立てたと説明した。

市簡任(上級)消費者保護官の葉家豪氏は、事業者は商品の表示価格と徴収価格が正確であることを確保しなければならないと指摘。すでに発生した過徴収などがあれば、事業者は自発的に返金や再発防止策の検討を行い、市場の取引秩序や観光客からの信頼を守るよう努めるべきだと述べた。

消費者に対しては、店を離れる前にレシートや明細と実際の購入内容が一致しているかを確かめるよう求めた。事業者が故意に過徴収などを行った証拠がある場合は、詐欺罪の疑いが生じる可能性があるとし、警察に通報するよう呼びかけた。また、トラブルに遭った場合の申し立ては各県市政府の他、行政院(内閣)消費者保護会のウェブサイトを通じてオンラインでも行えると紹介した。

(劉建邦/編集:田中宏樹)
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