(台北中央社)中東情勢の緊張に伴う原油価格の急騰を受け、卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は10日、ガソリン・軽油については既存の「二重値上げ抑制措置」に加え、緊急値上げ抑制措置も並行して発動し、市民の負担の軽減を図る考えを示した。

立法院院会(国会本会議)への出席前に報道陣の取材に応じた。


二重値上げ抑制措置とは、石油元売り大手、台湾中油が国内の民生物価安定を目的に、価格を調整する際に採用している措置。「近隣アジア諸国の最低価格」と「原油価格安定措置」の二つを通じ、国際原油価格が急激に変動した場合、同社が値上げ分の一部を負担し、国内価格の過度な上昇を防ぐ。

卓氏は、9日に初めて二重値上げ抑制措置と緊急値上げ抑制措置を並行して実施し、同日の値上げ幅を1.5台湾元(約7円)に抑えたと説明した。

今後も国際原油価格の動向を注視し、両措置を並行して行うことで、市民の負担を軽減したいと述べた。

(王揚宇/編集:名切千絵)
編集部おすすめ