(台北中央社)東日本大震災から15年となった11日、台湾プロ野球中信ブラザーズ(中信兄弟)の日本人チアリーダーで宮城県仙台市出身の菊池桃子さんが被災体験や台湾からの支援を振り返り、「自分の力で台湾に恩返しできれば」と語った。

菊池さんはかつて日本のプロ野球「読売ジャイアンツ」のチアリーダーとして活動。
昨年から中信のチアリーダーチーム「パッションシスターズ」のメンバーとして活躍している。

菊池さんは仙台で被災した。当時暮らしていた地域は電気やガスの復旧が遅れ、日常生活の支障が長く続いた。高齢の親族が津波に流され、奇跡的に生還したものの、数日間連絡が取れなくなった。食べるものにも困る経験もした。「支援物資を届けてくれる人や慰問に来てくれる人などが励ましになった」という。

また「当時は『被災地』というのを毎日のように目にしていた」としながらも、台湾をはじめとする多方面からの支援を受け「1カ月後にはある程度の生活が戻ってきた」とし、「台湾の日本に対する温かい気持ちにすごく救われた」と語った。

その上で、台湾の人々には台湾に来てからも救われていると語り、「全ての恩を返したい」と今後のさらなる活躍に意欲を示した。

(蘇志畬/編集:齊藤啓介)
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