(台北中央社)台北市は、たばこの煙のない街「スモークフリーシティー」を推進している。衛生福利部(保健省)の石崇良(せきすうりょう)部長(保健相)は16日、市全体を禁煙場所にすることには法的根拠があるとした上で、屋外の喫煙室や喫煙エリアの設置は可能だとの考えを示した。


石氏は、たばこに対する規制を定めた「煙害防制法」では、地方自治体を含む各レベルの主務機関が屋外の禁煙場所を定めることを認めていると説明。喫煙場所を指定することも可能で、屋外喫煙室を通常の喫煙エリアの代わりとすることも「法律上問題はない」との見解を示した。

台北市は今年1月、スモークフリーシティーの推進を発表。海外の事例を参考に、喫煙エリアや屋外喫煙室を設置し、その他のエリアをスモークフリーとする構想で、喫煙者と非喫煙者を分離することで、人々に優しい公共環境作りを目指す。春節(今年は2月17日)前に多くの買い物客でにぎわった迪化街の「年貨大街」で禁煙エリアの取り組みを先行して行い、好評を得た。

蒋万安(しょうばんあん)台北市長は16日、まずは繁華街の中山や西門の両エリアでスモークフリーの取り組みを導入する考えを示した。

台湾では屋内での喫煙はすでに全面禁止となっているものの、屋外での喫煙には明確な制限がなく、路上や歩道、「騎楼」と呼ばれる軒下などでの受動喫煙が問題となっている。

(陳婕翎、楊淑閔/編集:荘麗玲)
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