台北市内で開催された国際フォーラムに出席するため訪台したワレサ氏は台湾について、これまで多くの危機や課題に直面し、常に中国の圧力を受けてきたとしながらも、良好なバランスを保っていると評価。
また世界は一国が覇権を握る「一強」体制に再編されつつあるとし、米国やロシア、中国のいずれかが優位に立ち、他国が弱体化すると指摘。台湾は自らの立ち位置を見極め、中国に強奪されないことを望むと語った。
さらに、中国を含め、武力で得られた全ての成果はいずれ失われると主張。中国が台湾に手を出すことは、双方にとって意味のないことだと述べた。
ポーランドで民主化の契機になった独立自主管理労働組合「連帯」の成功については、欧州は国境を開放し、ユーロ圏を構築したことで、人々が各国で働き、交流できるようになったと説明。当時、世界が欧州の流れに従っていれば、これほど多くの戦争は起きなかったとの見方を示した。
その上で、誠実で平和的な姿勢を保つことが前提だとし、旧ソ連がかつて欧州の大半を占領していたにもかかわらず崩壊したことを例に挙げ、中国に対して歴史を繰り返してはならないとくぎを刺した。
華語圏の団結の方法については、自身の経験を踏まえつつも、台湾にふさわしい形に再考・修正する必要があるとし、台湾は自ら歩むべき道を選ぶべきだと語った。
(楊尭茹/編集:齊藤啓介)








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