(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は19日、南部・高雄市を訪れ、台湾初の国産潜水艦試作艦「海鯤」を視察した。視察の写真と動画が同日、公開された。
海鯤の内部が外部に公開されるのは初めて。

海鯤は2020年11月に建造を開始し、これまでに6回の潜航試験が実施された。

頼総統はこの日、建造を担う台湾国際造船(台船)で建造計画の状況を聞き取った後、海鯤に乗艦した。また、剣竜級潜水艦「海竜」の視察も行い、性能向上について確認した。

頼総統は視察後のあいさつで、「主権があるからこそ国家がある。実力があるからこそ平和がある」と述べ、与野党が団結して国防を支える必要性を改めて訴えた。また、行政院(内閣)提出の国防特別条例案を立法院(国会)で早期に可決するよう野党に呼びかけた。

国防特別条例案を巡っては、昨年11月に閣議決定されたが、立法院での審議が進んでいない。野党・国民党や民衆党からもそれぞれの案が提出されており、国防部(国防省)は16日、もし行政院とは異なる案が採用されれば、全体の軍事投資計画が乱され、深刻な影響が出るとして懸念を示した。

(葉素萍/編集:名切千絵)
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