(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄)や通信大手の中華電信、台湾モバイル(台湾大哥大)、ファー・イーストーン・テレコミュニケーションズ(遠伝電信)は25日、来年末までにトンネルや地下区間の通信品質を向上させる計画を明らかにし、関連の協力覚書を締結した。今年末までに南港(台北市)―板橋(北部・新北市)間の地下区間と一部トンネルで通信品質が改善される見通しだ。


高鉄は全線約350キロのうち、トンネルや地下区間が52カ所あり、総延長は68キロで全体の約19%を占める。これまでも通信品質の強化に取り組んできたが、さらなる改善を図る。計画では約20億台湾元(約100億円)を投じ、設置から10年以上が経過した中継装置369台を新型装置2200台超に更新する。

高鉄の史哲(してつ)董事長(会長)は、人々が全線での快適な通信環境に関心を寄せているとし、通信品質向上計画の推進を通じて今後10年、20年の基盤を築きたいと語った。

また台北―板橋間のうち、約1.5キロの区間では第1段階として施工が完了し、すでに通信品質の向上が確認されたと説明した。

高鉄では、終電後から始発前までの約4時間に設備の更新作業を進める計画。列車内のWi-Fiサービスについても向上を図り、乗客のニーズに応えていくとした。

(黄巧雯/編集:齊藤啓介)
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