台北市立動物園によると、同園で生まれ育った18歳の雌「小熊妹」(シャオションメイ)と18歳の雄「熊覇」(ションバー)が引き渡された。2頭はきょうだいで、マレーグマとしては「中年」に差しかかっているという。譲渡により、同園で飼育するマレーグマはいなくなった。
円山動物園が昨年8月に発表した報道資料によれば、両園は13年に協力関係樹立の覚書を、14年には動物交換の合意書をそれぞれ締結。これにより円山動物園からヨウスコウワニ3頭とヤドクガエル類48匹が台北側に寄贈された。台北からはチンパンジーの親子が贈られる予定だったものの、母親が死んだことにより中止となった。マレーグマはこの代替として譲渡された。
同園は23年までマレーグマを通算56年にわたり飼育していた。再導入の理由は保全の必要性と展示による教育的効果で、保全については日本国内での飼育頭数が減少しているため、海外から新たな血統の個体を導入することが重要だと説明。2頭がきょうだいであることから、繁殖にはどちらかの個体を日本国内の他の動物園などに移動させ、別の個体を迎えてペアにする必要があるとした。
「熊覇」は台北からの搬出の際に暴れて爪が割れるけがを負ったものの、円山動物園に到着してからは餌を食べる様子が確認されており、今後治療が行われる。2頭の一般公開については、追って公表するとしている。
(楊淑閔/編集:田中宏樹)








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