(台北中央社)北部・桃園市の中央大学などが2008年に発見した小惑星「777018」が、台湾人作家、黄春明さんの名前にちなんだ「Huangchunming」と命名された。8日には記念式典が開かれた。


黄さんは1935年生まれ。人々の暮らしや社会の変化などを克明に描いた作品で多くの文学賞を受賞している。作品はさまざまな言葉に翻訳され、出版されている。

中央大の蕭述三校長(学長)は、同大が長年にわたり天文科学研究に尽力し、同大天文研究所が管理する鹿林天文台でこれまでに多くの小惑星を発見してきたことに言及。今回の命名は黄さんへの敬意を表するもので、科学と文化のつながりを象徴していると語った。

同研究所の陳文屏教授は、鹿林天文台ではこれまでに800個以上の小惑星を発見していると説明。小惑星「Huangchunming」は直径約1.9キロで、太陽の周りを約5.63年で公転していると述べた。

黄さんは、自身が8歳の時に母親を亡くし、祖父が自らと弟を育ててくれたと話す。当時はわんぱくで、退学を繰り返すなどしていたとしながらも、亡くなった祖父に対して「悪い子にはならなかったよ」とメッセージを伝えた。

(許秩維/編集:齊藤啓介)
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