2025年5月5日、端午の節句。多くのご家庭で「菖蒲湯」が用意されている中、驚くべき光景がX上に投稿された。
投稿に添えられていた写真には、緑色の植物が浮いているお風呂が写っている。
一見すると何の変哲もない菖蒲湯のようだが......いや、もう一度よく見てみよう。
何かが、おかしい。ショウブって、こんなに白いところあったっけ?
違和感を覚える〝菖蒲湯〟を投稿したのは、子供の個性を育む教育プログラム「未来ぷらす」を運営するXユーザーの「ゆえ@幼児の個性知育と非認知能力」(@yueria_mirai)さん。写真と共に、こう呟いていた。
こどもの日ですね
菖蒲をお風呂に浮かべて、子どもの健康を願う『菖蒲湯』をする日でもあります。
で、我が家は
長男(当時3歳)
『ママ見てー長男くんが菖蒲湯つくってあげたよー!』
\\ 夕飯用のネギ //
ね、ネギだったのか......!?
それじゃあ、ずいぶんおいしいお風呂になりそうだ。
この日のお風呂は、どうしたのか? Jタウンネット記者は8日、ゆえさんに話を聞いた。
ネギが行方不明になり...
長男くんが「ネギ湯」を爆誕させたのは2022年の5月5日。
その日、ゆえさんは当時3歳だった彼に季節行事を感じてもらうため、こどもの日についての絵本や知識を仕入れ、「ここから1年、風邪を引かないように健康でいられますようにって菖蒲湯をしようね」と言いながら一緒に菖蒲を買っていた。同時に、その日の夕飯はお鍋にしようと思ってネギも買っていた。
だが、台所にそれぞれの入った袋を置いていたところ、いつの間にかネギだけなくなっていたそう。
「『ネギどこ行った?』と探していたら、長男が嬉しそうに『菖蒲湯つくったよ?』と教えてくれたので、『あれ、でも菖蒲はまだ台所にあったけどな』と思いながらお風呂を覗きに行ったらこの光景でした。
一瞬私も『あれ菖蒲湯だ』と思ったのですが、よく見ると根本が白いし、細いし、『ネギやーん!!』と大爆笑して思わず写真を撮ってしまいました」(ゆえさん)
考えたこともなかったが、見れば見るほどネギとショウブはよく似ている。先入観がないからこそ、長男くんは間違えてしまったのかもしれない。
ただ、やっぱりネギは、食べたほうがハッピーだ。というわけで......。
「ネギはサルベージして、きれいに洗った後に無事、予定通りお鍋の具材になりました。
お風呂には改めて菖蒲を入れ直し、きちんと『菖蒲湯』に入ることができました。息子は『ネギ』と『菖蒲』の違いを改めて認識したようで、そういう意味では良い体験になったなと思います」(ゆえさん)
可愛すぎる〝お手伝い〟の結果に、X上ではこんな声が寄せられている。
「お鍋だね」
「体あったまりますな!」
「風邪早く治りそう」
「香りがすごそう! 息子が2~3歳の頃、菖蒲湯のインパクトがすごかったらしく、ニラを買ってきた時湯船に入れようとしていた」