2年前にある実験の結果として生まれた作品が、今、注目を浴びている。

「夢みたい」「ほしい超えてこれになりたい」 花の姿を閉じ込め...の画像はこちら >>

神奈川県在住の合田ノブヨ(@goda_nobuyo)さんが2025年5月7日に投稿したのは、白い小さな石ころたち。

ただ、その表面には花や葉っぱの柄がついていて、かわいらしい。

これは一体、なんだろう? 合田さんはこんな呟きを添えていた。

「2年前、小石に草花を染め写す実験をし、上手くいっていないように思えたので植木鉢に置いていたもの。今見たら結構良く見えて笑、庭から拾い集めてきた」

小石に草花を染め写す......? どんな実験なのかは見当もつかないが、とにかく「古代の植物の化石が埋まった石」みたいで、なかなかロマンチックだ。

Jタウンネット記者は8日、この小石たちについて、合田さんに話を聞いた。

作り方は妖精が教えてくれた?

合田さんはコラージュ・造形作家。「ボタニカル・エッグ」という名の、卵の殻に植物の姿を染め写した作品などを手掛けている。小石に草花を染め写したのも、作品作りの延長だった。

結果、出来立てのときはあまり気に入っていなかったようだが、先日、改めて見た時に考えが変わったという。

「あれ、なかなか良くない? と思って捨て置いていた植木鉢から救出しました」(合田さん)

リプライツリーによれば、染め写したのはおそらくノースポールとヨモギ、ウィンターコスモスの葉だったとのこと。

気になる作り方については「内緒なんです、すみません」と秘匿する。

「卵のときは『夏至の夜に妖精から作り方を聞いた』と言っていました(笑)」(合田さん)

合田さんは冗談めかしてそう述べたが、出来上がった作品のなんとも幻想的な姿を見れば、妖精との秘密の交流の中で生まれたものというのも納得できる。

存外、真実なのかもしれない。

この愛らしい小石たちには、X上で2万5000件以上のいいね(9日夕時点)のほか、

「レトロで素敵な風合いですね」「こんな石があったらすぐ飾ります」
「とてもとても素敵。石に生きている草花の姿を閉じ込めているよう」
「いつもポケットに入れてひっそり眺めたい」
「とても素敵な試みにうっとりしています」
「石も喜んでいるような」
「夢みたい」
「ほしい超えてこれになりたい」

といった声が寄せられるなど、多くのユーザーをうっとりさせている。

ちなみに今は、合田さん宅の窓辺にいくつか置いてあるそう。

きっと、妖精が持ってきたお土産のようで、かわいらしい光景に違いない。

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