千葉県在住の30代女性・Kさんは数年前の大晦日、夫と娘と一緒にショッピングモールを訪れていた。
途中、夫が買い物をしている間、娘をキッズコーナーで遊ばせていたのだが......。
<Kさんからのおたより>
令和4年の大晦日、家族と地元のショッピングモールに行った時のことです。
私はフードコート脇のキッズスペースで、当時2歳だった娘と遊んでいました。
最初は夫がキッズスペースの出入口側、私が中で遊ぶ役を担当していましたが、夫の買い物があるとのことで「私一人でいいよ」と送り出したのですが、その10分後......。
「あ。背骨いった」
いたずらっ子の娘が突然、大混雑のフードコートの方に走り出したのです。
靴を脱いで遊ぶキッズスペースで、靴下まで脱いでいた娘は裸足でした。
慌てて捕まえようと、私も追いかけました。
靴下のまま......。

ショッピングモールの床は靴下で歩くようにはできていません。私はそれはもう盛大に滑って尻餅をつきました。
背中に激しい痛みが走ります。「あ。
そんな中で娘は尚も逃げるし、痛みで過呼吸になるし、起き上がれないしで大パニック。
そこへ何人かの方が声をかけてくれて、その中のある母娘の親子さんは、娘を追いかけて捕まえて連れ戻してくれた上、私のスマホから夫に連絡を取ってくれて、さらにショッピングモールの係の方への連絡までして下さいました。
夫が来るまでの間ずっと励ましてくださってたその方達に一言でもお礼が言いたかったのですが、過呼吸のため上手く伝えられず......。
夫が戻るとすぐ交代して離れていかれたので、ご連絡先も伺えないままになってしまいました。

その後、私は救急車で運ばれた先で、胸椎を圧迫骨折していることがわかりました。
しかし、娘が怪我もなく無事に私の元に戻ってこられたのは、あの時助けて下さった方たちのおかげだと思っています。
あの時は本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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