富山県の定番お土産のひとつ、しろえびせんべい。
南砺市の日の出屋製菓産業は「しろえび紀行」や「しろえび撰」など様々な種類の商品を展開し、人気を博している。
そんな同社の新感覚ブランド「しろえび米菓専門『SHIRO SASARAYA』」から目を疑うような新商品が発売された。
その名も、「あんとろべい」。
しろえびせんべいの間に、ホワイトチョコでコーティングされたあんこが挟まっている、という代物だ。
2025年5月1日に販売開始となったこの商品は、プレスリリースによれば4月21日の予約注文開始日に即日完売したほどの人気ぶり。
いや、だけど、しろえびせんべいにホワイトチョコと、あんこって、どういうこと......?
SNSで「あんとろべい」のことを知ったその日から、その存在が記者の頭から離れない。
そして、発売日から1か月が経った6月2日、横浜髙島屋(神奈川県横浜市)でポップアップストアに遭遇。「あんとろべい」との初対面を果たした。
新体験すぎる
白いせんべいに白いフィリングがサンドされていて、白い。
せんべいは、お馴染みのしろえびせんべい。持っているだけでもその薄さが分かる。
間に挟まっているのが、ホワイトチョコにコーティングされたあんこである。
割ってみると、中からトロッとあんこが出てきた。

一口目、口の中に広がるのはしろえびせんべいの味と風味。
やはりあの香り高さにはいかなるものも敵わないのか......と思っているところに、濃厚な、それでいてしつこくないホワイトチョコとあんこがやってきた。そしてまた最後にしろえびせんべいの風味が帰ってくる。
な、何だこれ......。
食べてみてもなお、その実体が掴めず困惑してしまう。
しろえびせんべいの味は確かにする、かなりするのだが、途中でスイーツが口の中を駆け抜けていった。何だこれ......。
公式ウェブサイトによれば、試作に2年を要したというこの商品。その不思議なマリアージュに魅了される人はX上でも散見され、
「なんか上品な感じもあったりしてめっちゃ美味しかった」
「あんとろべい死ぬほど美味くて上司の上司にお裾分けした」
「チョコレートであんこ包んで白えび煎餅で挟むって神」
といった声が挙がっている。
現在は公式オンラインショップ、一部白ささらやポップアップストアのほか、8日までJR東京駅構内「グランスタ東京」(東京都千代田区)で、19日までイクスピアリ「トレイダーズ・パッセージ」(千葉県浦安市)にて販売中。
気になる方はぜひ実際に食べてみてほしい。
価格は3個入り648円、6個入り1404円、12個入り2700円(全て税込み)だ。