読者の皆さんは、もう大阪・関西万博に行っただろうか?

開幕前からいろんな意味で話題ではあったが、始まってからはなんだかんだで多くの人が訪れている。2025年5月31日には1日の来場者数が18万7762人と過去最高を記録した。

それって、どれくらいの混雑なのか? Jタウンネット記者も偶然、その日に万博を訪れていた。

大阪・関西万博を「ちょっと覗いてみたいだけ」なアナタへ 夕方...の画像はこちら >>

入場者数が過去最高を記録したその日。人気パビリオンは長蛇の列で、会場内のオフィシャルストアも入るまでに3~40分待ちという盛況っぷり。混雑と行列で、各パビリオンのレストラン等で食事をするのも一苦労な様子。

この日は花火や音楽イベントなどの催事が重なり、特に人が集まっていたというのもあるかもしれない。しかし、6月に入ってから来場者数は平日でも毎日10万人越え。週末には15万人を超える。

「これだけ人が多いと行きたいところをいろいろ巡る、なんていうのは難しそう。チケットだって安くないのに、ちょっとチャレンジしづらいな......」

そんなあなたの攻め時は、「夜」かもしれない。

夜にしか楽しめない風景も

万博のチケットには「夜間券」がある。会期中いつでも午後5時以降から1回入場可能なチケットだ。

料金は大人(満18歳以上)3700円、中人(満12~17歳)2000円、小人(満4~11歳)1000円。

1日券が大人7500円なので半額以下、平日券でも大人6000円なので4割程度になる。

大阪・関西万博を「ちょっと覗いてみたいだけ」なアナタへ 夕方入場の「夜間券」が結構お得で楽しいかも
夜の万博(画像は2025年5月31日、編集部撮影)

大阪・関西万博の公式ウェブサイトで発表されている「当面の混雑予測と来場日時予約の状況」を見るに、特に予約が多いのは9時・10時台。週末は11時台でも空き枠がない日もある。会場内に入るのも一苦労、という場合もあり得るだろう。

となれば、空き枠の多い夕方以降の方がスムーズに入場できるし、むしろ効率的に回れる......かも? 5月7日から実施されている「トワイライトキャンペーン」の期間は夜間券で午後4時から入場可能だし(キャンペーン終了時期は未定)。

記者も実際に夜の万博を歩いてみたが、各パビリオンのライトアップが個性的でとても綺麗。

イルミネーションを楽しむような感覚で、歩いているだけでも楽しかった。

会場内のウォータープラザで行われていた噴水とスクリーンを使った水上ショー「アオと夜の虹のパレード」は6月4日以降、レジオネラ属菌が検出されたため中止になっていたが、20日には保健所や専門家等と連携して再開について判断を行うと発表されたので、また楽しめるようになるかもしれない。

大阪・関西万博を「ちょっと覗いてみたいだけ」なアナタへ 夕方入場の「夜間券」が結構お得で楽しいかも
大屋根リングから撮影した水上ショー(画像は2025年5月31日、編集部撮影)

通常よりも混雑が予想されてはしまうが、毎月1回(7月には2回)は、花火も開催される。

大阪・関西万博を「ちょっと覗いてみたいだけ」なアナタへ 夕方入場の「夜間券」が結構お得で楽しいかも
大屋根リングから見た花火(2025年5月31日、編集部撮影)

これからの季節、どんどん日差しもキツくなってくるし、気軽に万博を楽しみたいという方は、〝夜の万博〟も視野に入れてみては?

それで気に入ったら、もう1度夜間券で行っても値段は1日券と変わらないので、お得だし。

編集部おすすめ