突然だが皆さん、あんこはお好きだろうか。
Jタウンネット記者は大好きだ。
そんな我々あんこ好きにとっては夢のようなお祭り「夏のあんこ博覧会」――通称「あんぱく」が2025年6月30日まで日本橋三越本店(東京都中央区)で開催されている(最終日は午後6時終了)。
というわけで26日、Jタウンネット記者は早速現地に足を運んだ。
夏の開催は24年に引き続き2度目となる「あんぱく」。今回のテーマは「夏・塩」ということで、様々な〝あんこ×塩〟の限定スイーツが勢揃いしていた。
時刻は午後5時前。到着してまず記者の目に飛び込んできたのは、鳩サブレーでお馴染みの「豊島屋」(神奈川県鎌倉市)の実演販売へとつづく行列だ。

その先にあったのが、手焼きわっふるの「あずきあん+鳩サブレーバター」(税込400円)。
普段は鎌倉・小町通りにある手焼きわっふるに特化した豊島屋のお店「瀬戸小路」でしか食べられない特別メニューだ。
上品な甘さのしっとりしたあずきあんの上に、なんとあの鳩サブレーに使用されているバターが乗っている。

しかも、贅沢にも、二切れも。ゆ、許されるのか、こんな背徳的なことが......。

しかし、ふわふわのわっふるは、持っているだけで潰してしまいそうなので、罪の意識なんかは無視してさっそく食べる。
あんこの甘さと、バターの塩味がめちゃくちゃちょうどいい!
正直「こんなに大きなバターを二切れも乗せたら、こってりしちゃうのでは......?」と思っていたのだが、そんなことは全くない。なんとも上品なお味だ。こんなにさっぱり、しかしミルキーな味わいのバターは初めてだ。
これが、あの、鳩サブレーの美味しさの秘訣なのかも......。
あんこもしつこい甘さがなく、気づいたらぺろりと完食していた。
豊島屋が和菓子も手がけているのはもちろん知っていたが、やっぱりどうしても鳩サブレーのイメージが強く、あんこの印象はあまりなかった。
でも、こんなに美味しいあんこを作っているお店なのならば、俄然ほかの和菓子も食べたくなってくる。
それが東京で食べられるとなれば、この行列も頷ける。
今回のあんぱくでは〝+鳩サブレ―バター〟だけでなく「あずきあん」と豊島屋伝統の「あんずジャム」のわっふる(各税込300円)も販売されていて、それぞれの味を1つずつ買っている人も多いようだった。
また、記者が行ったときには残念ながら完売していたが、「塩くらべ」(5個入り、税込1620円)という薯蕷まんじゅうも日本橋三越本店限定商品として販売している。

日本の淡路島の藻塩・フランスのゲランドの塩・ボリビアの紅岩塩・イタリア、パキスタンの岩塩の5種類の塩を使用し、各国の国旗があしらわれた可愛いおまんじゅうだ。
塩くらべもわっふるも大人気なので、気になる方は早めの時間に「あんぱく」に行くのが吉だろう。
完売や行列情報についてはXアカウント「日本橋三越本店 イベント インフォメーション」(@mitsukoshievent)でも随時発信されているので、要チェックだ。