宮城県南部に位置する村田町の生涯学習施設「村田町歴史みらい館」で、ユニークな企画展が開催されている。
その名も、「いつもそばには猫がいた-猫神信仰と猫供養-」だ。
そこで展示されている石像の一つが、Xユーザーたちを魅了している。
2025年6月20日、Xユーザーの。「ねこ太朗」(@nekotaro1601)さんが投稿したのは、青森県つがる市・高山稲荷神社所蔵の「猫石像」。
猫の一瞬の表情を捉えたような、俊敏さを感じる立像だ。何か獲物でも見つけたのだろうか。なんとも愛嬌溢れるシルエットに、X上では5800件以上の「いいね」のほか、こんな声が寄せられている。
「かわいい!」
「きゃわいい」
「たしかにねこだ」
「すごい見たい、このこ」
企画展「いつもそばには猫がいた」には、他にもたくさんの猫たちが集まっているようだ。
会場には、猫絵の掛け軸、猫石像、猫碑など、約240点の資料が並ぶ。
このように、昔から多くの人が猫の絵を描き、石像を彫り、猫のために碑を作ってきた。私たち人間のそばには、いつも猫がいたのだ。
村田町町制施行130周年・町村合併70周年記念企画展「いつもそばには猫がいた」は、9月21日までの開催。
開館時間は午前9時から午後5時。
会期中には「猫学シンポジウム『猫と人との多彩な関わりから』」(8月31日)や、石黒館長によるギャラリートーク(7月19日、8月2日)、石黒館長による講演会「北東北の猫神信仰と猫供養」(7月27日)、「南東北の猫神信仰と猫供養」(8月10日)といった関連イベントも実施予定。
猫好きな人も、それほどでもない人も、のぞいてみてはいかが。