この場所にとどまり続けるのは、危険かもしれないーーそんな気持ちにさせられる光景が、埼玉・秩父で撮影された。
「秩父着いたら急に天気悪くなってきて、異世界から何かが召喚される瞬間の西武秩父駅が撮れた...」
2025年7月4日、Xユーザーのうなふぃす(@unafis_one)さんがそんな呟きと共に投稿したのは、暗い雲に覆われた、西武秩父駅前の風景。
その駅舎のてっぺんからは、真っ直ぐに「光の柱」が伸びている。
今にも天から何かが降臨してきそうな、神秘的かつ不気味な光景だ。
秩父で一体、何があったのか。Jタウンネット記者は7日、撮影者のうなふぃすさんに話を聞いた。
「光の柱」の正体は...
うなふぃすさんが西武秩父駅を訪れていたのは、4日の午後6時前。駅に到着した際に、空の向こうから雷雲が向かって来ている様子を確認したという。
そこで、駅の上で光る稲妻を撮影しようとしたのだが......。
「カメラの設定を誤った結果、稲妻ではなく光の柱として映ってしまったという状況です」(うなふぃすさん)
その理由についてうなふぃすさんは、高速で動くものを撮影した際に被写体が歪んだ形状になってしまう「ローリングシャッター現象」が起こったのではないか、と推測する。
「最初は失敗したなと思っていたのですが、見返してたら面白い写真だなと思い、少しレタッチしてXに投稿しました」(うなふぃすさん)

つまり、幸いにも秩父には何者も召喚されていなかったのである。
駅に着いたタイミングに、カメラの設定ミス。偶然が重なって生まれた不穏な光景には、X上で8万3000件以上のいいね(8日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「絶対降臨してる」
「ついに始まってしまった...」
「これが西武秩父駅転移事件か...」
「これは流石に"セーブ"しておいた方がいいですね」
「マンションのチラシで見るやつだ......ここにマンションが召喚されるよ!!!!」