大阪府在住の50代男性・Tさんは小学生のころ、見知らぬ男性に命を救われたことがあるという。
それは台風が過ぎ、増水していた川でのこと。
友達と遊んでいたTさんは、テトラポッドの隙間に落ちて溺れてしまって......。
<Tさんからのおたより>
今から40年以上前の頃です。当時、小学生だった私は友達3人と、台風後で増水していた近所の川に遊びに行っていました。
危ないから止められると思い、親には内緒。度胸試しのつもりでテトラポッドで堰き止められている対岸まで3人で渡ろうとしました。
そして最後尾の私は足を滑らせて、テトラポッドの隙間に挟まってしまったのです。
もがいても這い出せず、意識が...
水かさは普段より増していて、私は全身が浸かり、もがいても這い出す事が出来ません。
そして意識が朦朧とし始め......その時、急に誰かに引きずりだされ、一気に視界が明るくなったのです。
そこには、見知らぬ男性が立っていました。
怒られるかと思ったら、「良かった! 対岸で釣りをしていて、子供が3人並んで渡ってるなと思ったら、途中で2人しか見えなくなったから」と......。

ずぶ濡れで急いで家に帰って親に説明し、お礼に戻りましたが、もうその方の姿は何処にもありませんでした。
その付近は水難事故で亡くなる子供も多かったと、後から知りました。
あの時、助けて頂けなかったら、命は無かったと思います。
本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)