「外来種御膳できた」
そんな報告が行われ、X上がざわついた。
Xユーザーのあおば(@MentosPet)さんが2025年7月22日に投稿したのは、テーブルにズラリと並ぶ料理の写真。
どの器でも白身魚と甲殻類......というか、どう見てもザリガニが堂々と存在感を発揮しているが......外来生物を料理しちゃったってこと?
あおばさんの驚くべき挑戦には、2万5000件を超えるいいね(8月1日昼時点)のほか、
「言い方よwwwwwwwwww」
「名前が良すぎる」
「TOKIOやんwww」
「普通にバカうまそう」
「駆除してさらに美味しく頂くとか最高ですやん」
といった声が寄せられている。
で、その料理の詳細は? Jタウンネットはあおばさんに詳しい話を聞いた。
お味は...?
「外来種御膳」の内容は、左上から時計回りに
・トムヤムクン(ウチダザリガニ、ブルーギル入り)
・スモールマウスバスの塩焼き
・塩ゆでウチダザリガニ
・ウチダザリガニパエリア
・ブルーギルのムニエル
とのこと。全て自分で捕獲した外来種を使っているという。
「どの料理も大変美味しく仕上がりました。
特に、ウチダザリガニを塩ゆでにしたスープをベースに、にブルーギルの切り身を入れたトムヤムクンは複雑な味わいで、淡泊なブルーギルの身をより美味しくしてくれました」(あおばさん)
シーズニングを使えば簡単に作れるので、オススメとのことだ。
おいしくて、豪華な料理の数々。まさに「御膳」の名にふさわしい華やかな食卓となったらしい。
投稿者・あおばさんは昔から水生の外来種に関心を持っており、釣りで捕獲した魚を調理してエッセイ漫画にして発表もしている。
「悪者扱いされる事の多い外来種ですが食用として持ち込まれた種も多く、その食味の良さもアピール出来れば、食べて減らす事が出来るのではないか」と考えているそう。
「外来種御膳」は獲物に恵まれたことで実現した〝一つの集大成〟だという。
環境省のサイト「日本の外来種対策」によると、「釣った特定外来生物をその場で放す『キャッチ・アンド・リリース』は問題ありません。
〝厄介者〟である外来生物とどう付き合っていくか。皆さんの選択肢にも「おいしく食べる」を追加してみてはどうだろう。(ライター:Met)