普段食べているものもおいしいけれど、ちょっと高級なものもたまには食べてみたい。

そんな欲望、ないだろうか? 肉、野菜、パン、米、調味料など、普段よりもちょっと贅沢してみたいことってある。

その〝最上級〟ともいえるようなものがある日、編集部にやってきた。

使われてるのは「大トロ」のみ 一缶3000円超の〝超高級ツナ...の画像はこちら >>

2024年冬、編集長が焼津さかなセンター(静岡県焼津市)で発見、購入してきたものだ。

とても立派な箱に入っている。持ってみると、結構重い。

中にはいったい何が入っているのかというと......。

みんな大好き、身近なアイツ!

使われてるのは「大トロ」のみ 一缶3000円超の〝超高級ツナ〟が存在した≪実食レポ≫
じゃーん(画像は編集部撮影)

中には、紺色の缶詰が入っていた。ふかふかなクッションの上に座している。

パッケージに書かれているのは「頂(いただき)」。そしてこんな文字も、書かれていた。

「Top of Tuna」

そう、実はこれ、ツナ缶なのだ。

使われてるのは「大トロ」のみ 一缶3000円超の〝超高級ツナ〟が存在した≪実食レポ≫
ツナです(画像は編集部撮影)

だし専門店 勝男屋(静岡県焼津市)の「勝男屋の大トロツナ缶『頂』」は、「日本一のツナを創りたい」との思いから誕生した高級ツナ缶。びんなが鮪ハラモの、大トロ部位だけを使っている。

お値段はなんと3240円(税込)。た、高すぎない......!?

でも、付属していた説明書によれば、トロの中でも鮪1本から1.5パーセントしか採れない部分らしいので、納得せざるを得ない。

あまりの高級品であるが故、もったいなくて半年ほど、開けられずにいた。

しかし、いつまでもオブジェにしておくわけにはいかない。ツナ缶なんだから、食べてナンボ。勇気を出して、缶を開けた。

中から、まるでお刺身のようにキレイに並んだ〝大トロツナ〟が現れる。

上に浮かんでいるのは、かつお節の端材を使って作った「魚」と、昆布で作った「富士山」だ。

ふわっと香るのは、オリーブオイル。

何でもこれは「頂」専用のエキストラバージンオリーブオイル。静岡県浜松市の「和 Olive 園」が作ったもので、ツナに最も合うオイルなのだとか。

何切れかお皿に並べてみた。

こうしてみるとお刺身のよう。記者は未だかつてこんなにもキレイな形のツナに、出会ったことがない。

気になるお味はというと、かなり魚の風味が強い。

思ったよりもしっかりとした食感。噛むとぎゅっと濃い魚の味がする。

そして、とてもしっとりしてる。ツナ、こんなにしっとりしていること、ある......!?

さすが大トロ、脂が乗っている。もうこれだけで、ひとつの料理って感じだ。何かと一緒に食べたり、料理したりしない、〝そのまま〟の状態で十分満足してしまう。ツナに、こんなポテンシャルがあるとは......。

勝男屋の公式オンラインショップでは「ご褒美に・贈答用に」と謳われている「勝男屋の大トロツナ缶『頂』」。確かにもらったら、めちゃくちゃ嬉しくなっちゃうだろう。

気になる人は公式オンラインショップや、焼津市のふるさと納税で購入可能だ。

編集部おすすめ