普段食べているものもおいしいけれど、ちょっと高級なものもたまには食べてみたい。
そんな欲望、ないだろうか? 肉、野菜、パン、米、調味料など、普段よりもちょっと贅沢してみたいことってある。
その〝最上級〟ともいえるようなものがある日、編集部にやってきた。
2024年冬、編集長が焼津さかなセンター(静岡県焼津市)で発見、購入してきたものだ。
とても立派な箱に入っている。持ってみると、結構重い。
中にはいったい何が入っているのかというと......。
みんな大好き、身近なアイツ!

中には、紺色の缶詰が入っていた。ふかふかなクッションの上に座している。
パッケージに書かれているのは「頂(いただき)」。そしてこんな文字も、書かれていた。
「Top of Tuna」
そう、実はこれ、ツナ缶なのだ。

だし専門店 勝男屋(静岡県焼津市)の「勝男屋の大トロツナ缶『頂』」は、「日本一のツナを創りたい」との思いから誕生した高級ツナ缶。びんなが鮪ハラモの、大トロ部位だけを使っている。
お値段はなんと3240円(税込)。た、高すぎない......!?
でも、付属していた説明書によれば、トロの中でも鮪1本から1.5パーセントしか採れない部分らしいので、納得せざるを得ない。
あまりの高級品であるが故、もったいなくて半年ほど、開けられずにいた。
しかし、いつまでもオブジェにしておくわけにはいかない。ツナ缶なんだから、食べてナンボ。勇気を出して、缶を開けた。
中から、まるでお刺身のようにキレイに並んだ〝大トロツナ〟が現れる。
上に浮かんでいるのは、かつお節の端材を使って作った「魚」と、昆布で作った「富士山」だ。
ふわっと香るのは、オリーブオイル。
何でもこれは「頂」専用のエキストラバージンオリーブオイル。静岡県浜松市の「和 Olive 園」が作ったもので、ツナに最も合うオイルなのだとか。
何切れかお皿に並べてみた。
気になるお味はというと、かなり魚の風味が強い。
思ったよりもしっかりとした食感。噛むとぎゅっと濃い魚の味がする。
そして、とてもしっとりしてる。ツナ、こんなにしっとりしていること、ある......!?
さすが大トロ、脂が乗っている。もうこれだけで、ひとつの料理って感じだ。何かと一緒に食べたり、料理したりしない、〝そのまま〟の状態で十分満足してしまう。ツナに、こんなポテンシャルがあるとは......。
勝男屋の公式オンラインショップでは「ご褒美に・贈答用に」と謳われている「勝男屋の大トロツナ缶『頂』」。確かにもらったら、めちゃくちゃ嬉しくなっちゃうだろう。
気になる人は公式オンラインショップや、焼津市のふるさと納税で購入可能だ。