2025年8月4日にあるユーザーが投稿した次のような動画が、X上で話題となっている。
四角い建物の手前に広がる、一面のヒマワリ畑。
こちらを向いた大輪の花たちが、風に吹かれて右へ左へと大きく揺れている。
花が重たいヒマワリならではの、大きな動きだ。
「信州での暮らしは毎日が観光気分」(@aurora_dawn_BK)さんが投稿したこのわずか6秒の動画は、1万3000件を超える「いいね」(8月8日夜時点)が寄せられるなど話題に。
ポストにはこんな声が寄せられている。
「凄い!ライブ会場みたい」
「ひまわりの観衆」
「恒例の夏フェス開催で13万人がひとつに」
「フェス会場でノリノリな観客みたいなひまわり最高」
「すごいキレイなんだが... 今のワタシにはフラワーロックに見えてしまい わらいがこみあげる」
「フラワーロックの群生地に見えたおじさんはわたしです」
「フラワーロックの群生か、 はたまた鬼灯サマの飼育している金魚草達か。 なんだか凄い...⋯」
ひまわりの動きがライブ会場の観衆を連想させると反応する人が圧倒的に多かったが、もちろんそれ以外にも、1980年代後半に流行したおもちゃや、アニメ作品のシーンを想起する人もいた。ひまわりとは、それほどインパクトの強い素材なのかもしれない。
Jタウンネット記者は、投稿者「信州での暮らしは毎日が観光気分」さんに詳しい話を聞いた。
揺れているひまわりに、心奪われる
松本大学前ひまわり
— 信州での暮らしは毎日が観光気分(⋈◍>◡<◍)。 (@aurora_dawn_BK) August 4, 2025
これだけの数のひまわりが風にそよぐ姿はすごい pic.twitter.com/Amd1Gw2tl9
「信州での暮らしは毎日が観光気分」さんが揺れるヒマワリたちを撮影したのは、長野県松本市にある松本大学のヒマワリ畑。
同大学の正門横の「新村ひまわり畑」では、JA松本ハイランド新村支部青年部の協力のもと、毎年13万本のヒマワリが咲き誇る。
「信州での暮らしは毎日が観光気分」さんがこの場所での撮影を行うのは今年3回目。日に向かう向日葵(ひまわり)を撮影したくて出かけたという。
「圧倒的な数のひまわりが同じ方向を向いて咲いている姿に圧倒され、カメラの手持ちハイレゾで撮ろうと考えましたが、風があり、上手くいきません」
「よく見ると風のおかげで揺れているひまわりに気付きました。この数の向日葵がいっせいに揺れている姿に心奪われ、動画でと思いつき撮影しました」(「信州での暮らしは毎日が観光気分」さん)
その「思いつき」が、結果的に多くの人の心を掴んだようだ。
圧倒的に陽気な花畑に自分も行ってみたい、と思った読者もいるだろう。
現地には駐車場はないので、行くときは公共交通機関で。「風もいつもあるとは限りません。マナーを守って、楽しんで頂けたら幸いです」(「信州での暮らしは毎日が観光気分」さん)。
そして、せっかくなら他の場所もめぐってみるといいだろう。
信州暮らしの魅力について「信州での暮らしは毎日が観光気分」さんに尋ねると、こう語った。
「私は松本市に住んでいますが、信州は何気ない日常にも観光気分になれる要素がたくさんあるのが魅力です。日常が観光気分です。駅前や住宅地、郊外全てが魅力的です。特に松本市は街と自然のバランスが素晴らしいと感じます」(「信州での暮らしは毎日が観光気分」さん)