突然ですが、クイズです。これは、「何ラーメン」でしょう。
どんぶりを満たすのは、透明度の低い茶色いスープと、太くうねりのある麺。分厚い肉、刻みニンニク、背脂らしきものがトッピングされている。
鮮やかな彩りとなるような具はなく、全体的に茶色い一杯。超有名な系統のラーメンなのだが、お分かりだろうか?
答え合わせとして、Xユーザーの忌避(@suzushimaarisuu)さんが2025年9月4日、問題のラーメンの写真に添えた呟きを見てみよう。
「二郎系野菜抜きの時の写真クソおもろい」
二郎系野菜抜き、である。
いつも麺が完全に隠れるくらいに盛られているモヤシやキャベツなんかを、そっくり取り除いた姿なのである。
二郎系って、野菜を取っ払うとこんな感じなんだ......。なんだか、毛刈り直後のアルパカを見た時のような気持ち......。
違和感しかない「二郎系」の姿に、X上では5万3000件以上のいいね(9日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「タテガミ抜いたライオンみたい......」
「なんかシャワーして細い輪郭が露わになったイッヌみたい」
「星の無い夜空」
「もやされてない二郎」
「弱そう」
「二郎の核ってもやしだったんだ」
Jタウンネット記者は8日、投稿者・忌避さんに詳しい話を聞いた。
ヤサイ抜きにする人は「割と多い」
忌避さんが〝野菜抜き二郎〟と相対したのは25年5月、二郎インスパイアのラーメン店「豚仙人」の藤沢店でのことだった。
なぜ野菜を抜くことになったのかというと、忌避さんがモヤシアレルギーだから。
そんな事情で野菜抜きを注文した忌避さん。その結果は「めっちゃ美味しかったです!」と満足した様子。
「自分はあまり大食いではないので、このくらいの量が丁度良かったです。女性の方とかでも気軽に食べれるかなと思いました」(忌避さん)
そして、この食べ方が大きな注目を浴びたことについては、こう述べた。
「思ったより反響があって驚きました。また、同じもやしアレルギーの人が思ったよりいて『自分もこれなら食べれるかも』といった反応があったので、投稿して良かったなと思ってます」
二郎系ファンの中には、いつも野菜抜きで注文しているという人も一定数いるようだ。ラーメン二郎亀戸店のXアカウント(@jiro_kame)も忌避さんの投稿を引用する形で、こう呟いている。
「店主も今までで一度だけ『もやしアレルギーなんですけど...』って言われたことがあります。ヤサイ抜きにする人は割と多いです。そしてごく稀に麺抜きの人も現れます」
量や具材が不安で今まで二郎系に行けなかった人は、〝野菜抜き〟という選択肢もアリだということを覚えておくといいかもしれない。もちろんアレルギーについては、食べる前に自分でよく確認を!