ずっとこのまま飾っておきたい。同時に、ガブッとかぶりついてしまいたい......。
「弘前の林檎農家さんからもらった宝石みたいな林檎みます?」
2025年9月5日、XユーザーのKatharine.(@Angulon65)さんがそんな呟きと共に投稿したのは、まさに宝石のようなリンゴの実。
深く豊かな赤色が、ぴかぴかツヤツヤと光っている。こんなに輝くようなリンゴ、見たことがない......!
あまりの美しさに、Katharine.さんのポストには、32万件を超える「いいね」(9月9日時点)が寄せられたほか、こんな歓声が上がっている。
「すごい光沢のリンゴ。見たことない」
「確かに宝石みたい。ツヤッツヤです」
「ルビーみたいね」
「金属か、宝石の輝き。美味しそう」
ルビーのような輝きを放つリンゴ、いったいどんなきっかけで、もらうことになったのだろう? そしてこれは、なんていうリンゴなんだろう?
Jタウンネット記者は、投稿者・Katharine.さんと、青森県りんご協会の話を聞いた。
「こんなに美しい林檎を見た事がない」
投稿者・Katharine.さんはその時、リンゴ畑の近場で仕事をしていたという。
「農家さんがいたので、綺麗な林檎ですねって声をかけたら、目の前で木からもいで渡してくれてました」(Katharine.さん)
リプライへの返信によると、農家さんが前掛けでリンゴを拭いてくれただけで、こんなにもキラキラになったんだとか。
それを渡された時のことを振り返り、Katharine.さんはこう語る。
「こんなに美しい林檎を見た事が無くビックリしました」(Katharine.さん)
さらに具体的に尋ねようとしたら、「すみません、場所や農家さんを特定されたら迷惑が掛かるかもしれませんので伏せさせてもらいます。
確かに、農家さんの迷惑にならないよう、くれぐれも気をつけたい。
ただ、このリンゴの品種が何なのかは大変気になるので、「青森県りんご協会」に電話で取材してみた。

青森県りんご協会は、Katharine.さんが貰ったリンゴは、写真だけでは断定できないものの、おそらく「つがる」ではないか、と慎重に答えてくれた。
「つがる」は、早生品種の代表格だ。
筆者は、リンゴとはもっと寒くなってからの果物だというイメージを持っていたのだが、弘前では8月・9月から収穫が始まっているそう。
そして、「つがる」や「さんさ」「未希ライフ」など、県内で栽培されるリンゴの1割程度を占める早生の品種は、現在まさに収穫期を迎えているんだとか。
宝石みたいなリンゴを味わってみたい人は、弘前へ足を運んでみては? 収穫体験ができる農園も、いくつかあるようだ。