千葉県在住の70代男性・ゴンさんには、子育て中の苦い思い出がある。
その日はゴンさんと妻、2人の子供たちは海水浴に行っていた。
そして、ゴンさんが目を離した隙に、子供たちは流されてしまい......。
<ゴンさんからのおたより>
私はこの年末で73歳になります。あっという間にじじいになってしましました。
子供は2人います。仕事が忙しく、子育ては妻任せでした。
忘れられないのは、仕事が久しぶりに一段落した時に行った房総半島。
初めての家族での海水浴での出来事です。
波打ち際で遊んでいた子供たちが...
途中、私がトイレに行ってから戻ると、波打ち際で浮き輪で遊んでいた娘と息子が、見当たらないのです。
ビックリしてあたりを見回しましたが、近くに2人はいません。
2人がいたのは、100メートルほど沖合でした。10分程度その場を離れた隙に、流されてしまったようです。
見つけた時は、心臓バクバク。妻に状況を説明し、直ぐに泳いで救出に向かいました。

ライフガードがいたかどうか、記憶にありません。ただただ泳いで2人のもとを目指します。
近付いてみてわかったのは、子供たちが一つの浮き輪に窮屈そうに入って楽しそうにしていること!
そして、近くで2~3人のサーファーの方が2人を見守ってくれていたらしいことを知りました。
一生忘れられない「苦い思い出」
その後、波打ち際まで3人で戻り、妻と合流してホッと安心したのを覚えています。
遠い昔の出来事ですが、一生忘れることはできない苦い思い出です。
近くで見守ってくださっていた(勝手な私見ですが)サーファーの方に深謝申し上げます。

おかげさまで、子供たちもすっかり成長しました。
長女は双子の兄妹を出産し、育児に悪戦苦闘。妻と私も育児のサポートに悪戦苦闘する楽しい日々を過ごしています。また、長男も近々に結婚しそうです!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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