「同じ商品なのに
どうした?
キャラ違いすぎるやろ️」
そんな呟きと共に投稿された〝個体差が激しいお弁当〟が、X上で注目を集めている。
Xユーザーのるさ(@rusa530haru528)さんが2025年9月20日に投稿したのは、「お休みパンダちゃんうな重」というお弁当。
白ご飯と海苔で作られたパンダの顔と、そのすぐ下に配置されたウナギ。まるでウナギのお布団でお休みしているかのような、かわいらしいビジュアルである。
目元の海苔がたれ目っぽくて、「スヤスヤ」という寝息が聞こえてきそう。
......なのだが、るささんは同時に、こんな「お休みパンダちゃん」も発見していた。
全然「お休み」しなさそう...
目元が吊り上がった、全然お休みしてなさそうなパンダちゃんである!
「まだまだ眠らないぜ」とでも言いだしそうで、こちらも可愛い。
手作り感あふれる個体差に、X上では8万9000件以上のいいね(10月1日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「めちゃめちゃかわいい」
「二個買いしてまうやん」
「なんか作ってる人も楽しんでるのかなぁ...とか笑っちゃいました!」
Jタウンネットの取材に応じた投稿者・るささんによると、「お休みパンダちゃんうな重」が並んでいたのは、JR上野駅のエキナカ商業施設・エキュート上野内のスーパー「紀ノ国屋アントレ」。19日の午後4時頃のことだった。
いつも売り切れているため、「お休みパンダちゃん弁当」を見たのはこの時が初めて。その可愛さに、一瞬で魅了されたそう。
そして、ほんの好奇心でパンダちゃんを持ちあげてみたところ、まさかの出会いが待っていた。
「幾つか重なっていたので少し違うお顔(目が離れているとかの程度で)もあるかなと一番上のものをずらしたら大爆笑。ヤバい子出てきちゃいました」(るささん)
このパンダちゃんのつり目は、ヤッパリわざと? 記者は30日、「お休みパンダちゃんうな重」を製造する「Brasserieしんかわ」(千葉県流山市)にも話を聞いた。
いろんなパンダを潜ませて...
「Brasserieしんかわ」は、2007年オープンの西洋料理店。明治25年創業の日本料理店「割烹 新川」の洋食部門だ。
「お箸でお召し上がり頂くスタイルで、土木遺産の〝利根運河〟の歴史と共にある老舗です」
そう説明するのは、店主の今窪史朗さん。
注目を集めた「お休みパンダちゃんうな重」について聞くと、紀ノ国屋のバイヤーから「上野店限定でパンダをモチーフにしたお弁当の開発を」という話をもらい誕生したものだと教えてくれた。
実はパンダちゃんには、複数のバリエーションもあるそうだ。
「サングラスバージョン」「女の子バージョン」「悪パンダ」など、毎日いろんなパンダちゃんを忍ばせているという。アイツ、「悪パンダ」だったのか......。
「いろいろな顔のパンダを忍ばせて、話題になったらいいよねーと冗談で話していたのですが、話題になっていると知り合いからLINEを頂いて、本当に驚きました。嬉しい限りです」(今窪店長)
「お休みパンダちゃん弁当」の紀ノ国屋アントレ エキュート上野店での販売は、10月いっぱい。
Brasserieしんかわの店舗でも販売しており、こちらは上野での販売終了後も継続予定。
いろんなパンダちゃんに会いたい人は、お店に通ってみて!