「この子は大丈夫なんですかッ!?」――思わずそう叫びたくなる光景がX上で注目を浴びている。
ほ、ホントに? これ、本当に寝てるだけ、なんだよね? 大丈夫だよね!?
貴重なシーンを激写!
16日、Jタウンネット記者の取材に応じた広島市安佐動物公園の飼育技師・橘高みづきさんによると、白目を剥いているのはテンジクネズミ(=モルモット)の「オコゲ」(6歳、オス)。
話題の写真は12日、テンジクネズミ舎室内で撮影したものだ。
同園では50匹以上のテンジクネズミを飼育しており、爆睡すると白目になる個体も「珍しくありません」と橘高さんは語る。
「ただ、オコゲがこの寝方をしているのは私も初めて見ました。神経質な個体であるため、職員がいるときに爆睡していること自体珍しいです」(橘高さん)
秋が来て過ごしやすくなり、ついつい眠り込んでしまったのだろうか? なかなか貴重なシーンを知らぬ間に激写されていたオコゲさんであった。
「少し嬉しいです」
そしてそんなオコゲさんを見ながら、橘高さんはこんなことを感じたという。
「『君も白目になるタイプか』と思いつつ、落ち着いてくれている、安心できる環境であるという証拠でもありますので、少し嬉しいです」(橘高さん)
飼育技師さんさえも驚くほどのスヤスヤっぷり。Xのポストには1万6000件以上のいいね(17日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「心配しちゃうじゃない」
「これは文字通りの死んだように眠るですねw」
「白目って人間の専売特許と思っていた」
「夢見てビクビクってなるとこまで見えた」
「白目で寝られるくらい安心してるんだね」
「安心しきって白目むいて寝る動物からでしか取れない栄養素がある...?(?v?。)」
こうした反響について、橘高さんは
「私たち飼育係にとっては日常的な様子でも、一般の方にとっては珍しかったり、知らない興味惹かれる一面だったりすることもあると再認識しました。引き続き、動物たちの新たな一面や魅力を伝えられる投稿をしていきたいと思います」
とコメント。これからも、動物たちの生き生きとした姿を楽しみに待とう。