大阪では、ビジネスホテルの朝食にも〝アレ〟が登場するらしい――。

X上に投稿されたとある旅行者の体験談に、多くのユーザーが驚嘆した。

だって、朝食バイキングの会場に並んでいたのが、コレだったから......。

......タコ焼きだ。朝食の一品として、タコ焼きが置かれているのである。

朝からと旅行気分が盛り上がりそうな状況にX上ではこんな声が寄せられている。

「大阪ならではですね!」
「すげ~!さすが大阪って感じ」
「次に大阪に行った時は、ここに絶対泊まる(絶対)」
「無料朝食でこれは熱い!」
「っかーー!!結局こういうのが一番美味しい!」

朝食にタコ焼きを提供しているのは、大阪府内の東横インだという。

Jタウンネット記者は10月16日、東横イン本社に話を聞いた。

全国展開するホテルだからこそ

〝さすが大阪〟なビジホの朝食バイキングにSNS驚嘆 「これは...の画像はこちら >>

取材に応じたマーケティング部担当部長の河邉希美さんによると、同社では2023年10月から、全国各地の全ての東横インで朝食に「全国ご当地ものメニュー」を提供している。

その名の通り〝ご当地ならでは〟のグルメで、大阪の朝食タコ焼きもその取り組みの中で作られたもの。「大阪なんば店」や「大阪阪急十三駅西口2」など、府内のいくつかの店舗で実施しており、宿泊者は誰でも無料で食べることができるという。

「おもてなし」をモットーとする東横インではもともと、取れたて野菜や地元米など、その土地ならではの素材を取り入れ、ホテルごとに工夫を凝らした「無料元気朝食」を提供している。

そして23年1月ごろ、宿泊者にもっと「元気いっぱい」に出発してもらうための方策の検討を社内の顧客満足向上委員会で開始し、その結果誕生したのが「全国ご当地ものメニュー」だ。

「全国展開する東横INNならではのものでありたいという私たちの思いと、『旅先で地元のものを食べたい』というお客さまのご要望や、青森や盛岡で実際に提供していたせんべい汁が好評であるなどの調査結果から、『全国ご当地もの』メニューは誕生しました」(河邉さん)

他には何が? イチオシご当地ものメニュー

取り組みへの反響も上々で、大阪なんば店支配人の松本恭子さんによれば

「朝食に『たこ焼き』があるんだ! と喜ばれるお客さまは非常に多いです」

とのこと。また、SNS上で反響を呼んでいることについては、こう述べた。

「素直に嬉しいです。『たこ焼き』だけでなく、全国各地の東横INNでご当地メニューを提供していることが、東横INNでのご宿泊や、旅先や仕事先でのご滞在をより楽しんで頂けるきっかけになれば幸いです」(松本さん)

ところで、タコ焼き以外の「ご当地もの」はたとえば何があるのか。

マーケティング部担当部長・河邉さんに聞いてみたところ、こんなメニューを教えてくれた。

・東横INN一ノ関駅前「つきたてもち」
・東横INN函館駅前大門、函館駅前朝市「塩辛」
・東横INN上越妙高駅西口「白米の食べ比べ」
・東横INN富士山沼津駅北口Ⅱ「浜松餃子」
・東横INN福山駅新幹線南口「ロールキャベツ」
・東横INN佐世保駅前「皿うどん」

......などなど。う~ん、どれもおいしそう!

東横インに泊まる時は、朝ごはんをお見逃しなく。

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