木枯らし1号の知らせが届いたばかりの2025年11月4日、X上に1枚の風景写真が投稿された。

投稿者はその景色を見て、身震いしたという。

理由は寒さではなく、「綺麗すぎて」。

青空の下、雪をいただく高山が連なり、中腹は紅葉しているようだ。さらに、白い雲の下には、緑色も鮮やかな森も......。

冬・秋・夏(?)と、いくつもの季節が重なっているような不思議な光景だ。「三段紅葉」と呼ばれているらしい。

まさに身震いする美しさだ。ポストには「やばすぎるでしょ今年の白馬村」とも添えられている。

「てん」(@TMV250_)さんのこのポストには、1万件の「いいね」(11月5日)のほか、こんな声が寄せられている。

「このグラデーションがたまりません♪」
「コレはやばいですね」
「良すぎる 本当に自然っていいな」
「柔らかな光が差し込んで、心がふっとほどけていくよ」
「白馬村はもう冬支度か ついこの間山菜採りしてキャンプしたと思ってたのに」

やばすぎる三段紅葉。季節のグラデーション。いったい、どんなタイミングで撮影されたのか。

Jタウンネット記者は投稿者「てん」さんに詳しい話を聞いた。

冠雪した北アルプスと紅葉のマッチング

「心がふっとほどけていく」「自然っていいな」 身震いするほど...の画像はこちら >>

投稿者「てん」さんによると、身震いするほどきれいな三段紅葉を目撃したのは、4日の午前中。

「白馬村の近くの山道を通っていたところ、この景色に出会い撮影しました」とのこと。撮影時の感想を聞くと、こう答えた。

「ここまで綺麗に冠雪した北アルプスと紅葉を見られると思っていなかったので、とても驚きました」(「てん」さん)

今の時期は雲海シーズンで、長峰山や美ヶ原高原など、北アルプスと雲海のコラボレーションを見に行くのが好き、と語る。白馬村以外にも、信州には絶景ポイントがいくつもあるのだ。

ところで「てん」さんは、24年の8月に長野県中部・安曇野にやってきた移住者だという。

移住前から登山やツーリング等で長野に通っており、多い時は週1度訪れるほどの長野好き。思い切って移住を決め、信州の季節をまるっと一周分、味わった。

素晴らしい日々を過ごしているようだ。

「安曇野は春には冠雪した山々と桜、夏は稲穂と入道雲、秋は紅葉、冬は銀世界と、四季を全力で味わえる場所のため、毎日が本当に楽しいです。
趣味の登山、バイクも、東京にいた頃より充実してます」(「てん」さん)

そんな愛する長野の風景が今回、X上で注目を浴び、「また行きたい」「実際に見てみたい」と言ってもらえたのが印象的だったという。

「写真で少しでも心を動かせたのであれば嬉しいです」と、嬉しそうに語った。

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