紅葉シーズン、真っただ中である。東京・八王子の高尾山では多くの葉が色づいているという。

ちょっくら見に行こうかな、という人もいるだろう。そんなときに、見逃さないでほしいものがある。

少し前のことになるが、2025年9月19日。高尾登山電鉄の公式Xアカウント「高尾山ケーブルカー」(@Takao_Tozan)は円形のパネルを掲げた職員さんたちの写真を投稿した。添えられていたのは、こんな呟き。

「一目で『高尾山に来ました!』と分かる記念写真用パネルを作成しました
みんなで楽しく使ってくださいね❣️」

そんな呟きと共に投稿された〝使用例〟の写真が、X上で注目を集めている。

パネルには「2025高尾山」や「たのしかっタカオ高尾山」などの文字が書かれている。たしかに一目でどこに行ったのかがわかるデザインだ。

ただ、それよりも印象的なのは、パネルを持っている職員さんたちの様子。3人とも満面の笑顔を浮かべながら思い思いのポーズをとっている。

しかも、次の写真では......。

大ジャンプ!

な、なんて楽しそうなんだ!  こんなに楽しそうな人たちが働いている場所が、素敵じゃないなんてこと、ありえない!

高尾山に行きたい気持ちが強まってきたところで、詳しい話を聞いてみた。

素敵な思い出になること間違いなし!

「躍動感よ」「こりゃ行きたくなっちゃうな」 高尾山ケーブルカ...の画像はこちら >>

Jタウンネット記者の取材に応じた高尾登山電鉄・事業部の竹田知生さんによると、記念写真用パネルは9月13日から、麓の清滝駅に設置しているものだ。パネルはケーブルカー営業時間中であれば、いつでも自由に利用できる。

「『高尾山』と分かりやすい写真スポットが少ないので、モニュメントを作成しようか検討。しかし中々費用がかかりそうだったため、まずは手作りのパネルを作成することになりました」(竹田さん)
「躍動感よ」「こりゃ行きたくなっちゃうな」 高尾山ケーブルカーの〝記念パネル〟紹介写真に4万人破顔
写真はphotoAC

パネルを掲げて写真を撮ればきっと楽しい思い出になることを、職員さんたち自ら体現してくれている写真に、X上では4万件以上のいいねのほか、こんな声が寄せられている。

「躍動感よ笑」
「ナイスジャンプ!こりゃ行きたくなっちゃうな」
「めちゃくちゃ素敵なお写真」
「楽しみながら作ったんだろうなぁ~というのが伝わってきます!」
「左側の方、元バレエダンサーとかですか?ポーズが美しいですね。なんか楽しそうで良いな。高尾山いつか行ってみたい」

こうした反響に対し、竹田さんは

「リプライ、引用で多くの方から『楽しそう!』『やりたい!』『高尾山に行きたい!』という言葉を頂き、大変嬉しく思っております」

とコメント。また、紹介写真に出演した3人からも、それぞれこんなコメントを貰ってきてくれた。

「バレエ経験はありませんが...」

「とてつもない反響でおっかなびっくり。バレエ経験はありませんが、高校の体操の授業をまじめに受けていました」(三上大和さん、写真左)
「2枚目の写真で帽子がぶっ飛んでいることに気が付いてくれた人がいて嬉しいです」(宮本拓也さん、写真中央)
「脚が長いとか、ジャンプ綺麗とか三上さんばかりコメント貰って嫉妬です(笑)」(田中健人さん、写真右)
「躍動感よ」「こりゃ行きたくなっちゃうな」 高尾山ケーブルカーの〝記念パネル〟紹介写真に4万人破顔
画像はphotoAC

なお、11月10日には「第2弾」も仲間入り。

今度はハート形に空いた穴から、顔を出せるタイプだ。

そして相変わらず、ものすごくジャンプしている人がいる。

読者の皆さんも高尾山を訪れた時は、ぜひ記念写真用パネルを手に、彼らのようにばっちりポーズを決めて撮影してみては?

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