千葉県在住の70代男性・Nさんはその時、JR上野駅の山手線ホームに立っていた。

同じホームには、車いすに乗った中年男性がいる。

その様子を見ていたNさんは、電車が到着したときにあることに気付き......。

「車椅子で山手線に乗りこもうとする中年男性。『手伝ったほうが...の画像はこちら >>

<Nさんからのおたより>

もう10年以上前のことです。

上野駅のホームで、車いすの中年男性が山手線を待っていました。

やがで電車が入線。停車した電車の扉が開いた時、私はホームと電車に少しの段差があることに気がつきました。

「手伝った方がいいかな」と考えている間に...

「手伝った方がいいかな」と考えている間に、ご本人は躊躇なく、自力で車いすを押して乗車しようとしていました。

それを見て私は思わず、何も言わずに車いすを押したのです。

すると、まったく知らない人も私と同じようにその車いすを、同時に無言で押していました。

「車椅子で山手線に乗りこもうとする中年男性。『手伝ったほうがいいかな』と思って見ていると...」(千葉県・70代男性)
気付けば、車いすを...(画像はphotoACより)

3人で力を合わせ、無事、電車に車いすを入れることができました。

ご本人は誰かが手伝ったことには気がついたはずですが、車椅子が後ろむきのままドアは閉まり、電車は発車してしまいました。

その後、一緒に手伝った方を目で追うと、無言のまま、ホームの反対方向に歩き去っていくところで、「ごくろうさんでした」の気持ちを込めて見送りました。

こういうのもあるんだと、いい年をしてグッときました。


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