Mさんには遠くで一人暮らしをする娘が居る。

数年前、彼女は就職活動のために飛行機に乗って会場へ向かうことになった。

初めての飛行機。しかもひとりきり。本人もMさんも、出発前はとても不安で......。

「ひとりで初めての飛行機に乗り込んだ娘。真新しいスーツを着て...の画像はこちら >>

<Mさんからのおたより>

数年前の1月、専門学校の卒業を控えていた娘は、春から社会人になるため、就職試験を受験するために、生まれて初めて飛行機に乗りました。

一人で乗れるかな。搭乗口、分かるかな。出発前は親子で不安に。

「分からなかったらすぐにCAさんに聞くんだよ」と何度も念を押し、空港で見送りました。

試験よりも、無事に着けたのかが心配で...

間違えずに乗り、目的地に着いただろうか。私は試験より、そのことの方が気がかりでした。

娘は無事に試験を受け、無事に帰って来ました。

そして、空港や、飛行機であったことを話してくれたのです。

搭乗口まで親切に案内してもらって乗り込んだ機内で、真新しいスーツに身を包んだ娘に声を掛けてくださったCAさんがいらっしゃったそうです。

その方は、娘が就職試験に向かうのだと話したのを聞いて、降りる際に「スタッフ一同就職試験合格を祈願致します」と絵葉書をくださったんだとか。

「ひとりで初めての飛行機に乗り込んだ娘。真新しいスーツを着ていたからCAの女性に...」
CAさんに話しかけてもらって...(画像はphotoACより)

娘が、その優しさにどれほど励まされ試験に臨んだことでしょう。

本当に、ありがとうございました。

おかげ様で、就職試験にも合格し、娘は社会人になりました。

一人暮らしの娘の部屋には、あの時に頂いた絵葉書が飾られています。

親子共々、貴女から頂いた優しさを人様に返せるような人生を送りたいと思っています。

この場をお借りして、感謝の気持ちがお伝え出来れば幸いです。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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