自分が困っているときほど、人の助けが身に染みる。

吐き気をもよおし、うずくまっていたときに声をかけてくれたのは、見ず知らずの女性だった。

親切心は、それだけではなかった。

「女神様と呼ばせてください」吐き気と腹痛で動けない私に手を差...の画像はこちら >>

<「京急バス停下車」さんからのおたより>

入社間もない20代の頃。朝、会社に出勤中のバスで、座っていられない程の腹痛に見舞われました。

たまらなくバスを降り、吐き気と腹痛にうずくまっていると、通りががりのお姉さんが「大丈夫?」と言いながら背中をさすってくださいました。

普通ならゲェゲェと吐き気をもよおしている人なんて、自分が汚れないよう避けて通るはずなのに。

背中をさすってくれただけじゃなく...

さらにお姉さんは、

「今、水買ってくるね」

と言い、見ず知らずの私にペットボトルのお水まで買って来てくれたのでした。

あの時は、気分が優れずろくにお礼も言えずにいました。お姉さんの顔を見る余裕もなく後悔しました。女神様と呼ばせてください。

「女神様と呼ばせてください」吐き気と腹痛で動けない私に手を差し伸べてくれた(神奈川県・50代女性)
体調が悪いときに助けてくれた女神さまへ(画像はphotoAC)

女神様、あの時は本当に助かりました。

ありがとうございました。

女神様がこの文を読んでくれる事を願います。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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